山中城 / 小田原北条氏が築いた山城・良好な障子堀が見所！

北条氏によって築城され、小田原城の支城として位置づけられる箱根十城のひとつ。

三島市の整備改修によって堀や土塁などの遺構が良質に保存されており、中でも上芝を張った畝堀や障子堀はその構造上の特徴がよくわかるようになっており、北条氏の築城技術を間近に見ることができる城跡です。

北条氏：250万石

歴史

■戦国時代

1558年～1570年頃、関東を支配する北条氏康により築城されました。
北条氏の本拠地である小田原城の西を防衛する最重要拠点の山城で、東海道から箱根にかけてを抑える場所に位置します。

北条氏康の跡を継いだ北条氏政の代になると豊臣秀吉との間で小田原征伐（小田原合戦）が勃発します。

山中城は防備を固めて豊臣秀吉率いる連合軍との合戦に備えますが、未完成のまま開戦を迎えます

1590年、小田原征伐で豊臣秀次率いる6万8,000の大軍勢が山中城に攻撃を開始します。

北条方は北条氏勝、松田康長、松田康郷、蔭山氏広、間宮康俊ら3,000余りの兵で応戦し苛烈に抗戦しますが、戦力差は歴然としており僅か半日の戦いで落城し、北条方の多くの武将や城兵が討死しました。

小田原合戦は本城の小田原城が降伏・開城したことで終戦を迎え、北条氏は滅亡するとともに、山中城も廃城となりました。

お城を巡る

JR「三島駅」下車。

三島駅南口バス停より東海バス「元箱根港行き」で「山中城跡」へ。

途中、三島大社の前を通過！

東海バス「元箱根港行き」約30分乗車にて「山中城跡」へ到着。

山中城跡案内所・売店！
御城印の購入や１００名城スタンプが押せる！

三ノ丸堀

西ノ丸跡を目指します。

西ノ丸跡

西ノ丸跡

西の丸見張台から眺める障子堀

西の丸見張台から西櫓跡を眺める。

障子堀

山中城の石碑

三島市眺望地点
右奥に富士山が見える！

箱井戸跡

北ノ丸跡を目指して進みます！

北ノ丸跡

北ノ丸跡から本丸へ渡る橋。

本丸跡

天守櫓跡からの眺め。

山中城には後の大阪城にあった天守閣のような建物はありませんでしたが、ここにはお城の象徴となる櫓が建っていたと考えられています。

二ノ丸虎口跡

兵糧庫跡

諏訪・駒形神社

箱根旧街道側の石碑

宗閑寺

岱崎出丸跡と障子堀

箱根旧街道石畳（腰巻地区）

旅の想い

障子堀が良好な状態で保存・整備されていることで有名な山中城に行ってまいりました。

堀の様子が似ていることからベルギーワッフルに見立てて写真を撮る方もいるようですね。

JR三島駅からバスで30分！

山城なので登り下りも多少ありますし、なにさとてつもなく広いので歩いているだけで良い運動になります。

箱根風情を感じる長閑な山城は休日のハイキングにちょうど良いのではないかと！

空気が澄んでいたのでとても心地良く、全く疲れませんでした！

これからのシーズンは紅葉も魅力的！山中城をオススメ！！

山中城の石高推移

1570年～1590年：小田原北条氏 250万石

山中城の観光情報

観光案内

※情報引用元：（山中城跡公園）

山中城へのアクセス

◆鉄道・バス

JR「三島駅」下車後、三島駅南口バス停より東海バス「元箱根港行き」約30分乗車にて「山中城跡」下車後すぐ

◆車

・東名高速道路を利用する場合：沼津IC（経路）国道1号線を箱根方面へ約40分

・新東名高速道路を利用する場合：長泉沼津IC

・JR「三島駅」よりタクシーにて20分

※山中城：駐車場あり（普通車40台・大型バス10台）

※情報引用元：（山中城跡公園）