尾張徳川家の居城、名古屋城です。
尾張藩:61万9500石
見どころ
徳川御三家の一つであり、その筆頭格の尾張徳川家の居城が置かれた名古屋城です!
復元された本丸御殿や金のしゃちほこなど、他のお城をはるかに凌駕する規模・格式を有する巨大城郭を間近で味わいましょう!
旅には日本旅行がおすすめ!
歴史
■戦国時代
尾張国の中心は戦国から江戸時代初期にかけては清州城とその城下町にありました。
清州には織田信長、そして豊臣秀吉方の福島正則が24万石で入城して本拠とし、関ヶ原合戦の後は徳川家康の四男・松平忠吉が清州藩52万石として入城します。
-
清洲城 / 織田信長ゆかりの地、「清須会議」でも有名な尾張国のお城
「清須会議」でも有名な尾張国にあった清洲藩24万石の中心地・清州城です。 清洲藩:24万石〜52万石 見どころ 清州城は織田信長が改修し、本能寺の変後には織田政権の後継者を決めるべく「清須会議」が開か ...
続きを見る
■江戸時代
忠吉亡き後、家康の九男・義直が47万2344石で入城すると、地政学的な点から尾張の中心を現在の名古屋城周辺へ移す「清州越し」が行われることになりました。
1610年、名古屋城は江戸幕府将軍・徳川家康が加藤清正、福島正則などの西国大名20家に築城を命じて築かせる「天下普請」のお城として急ピッチで工事が進められ1615年に完成しました。
徳川御三家のお城として順次加増され、1619年に56万3206石、1671年には61万9500石の知行高が確定するなど、全国諸藩中4位の規模を有する尾張藩が誕生しました。
江戸時代を通して新田開発に努めたことで実高は100万石に迫るまでに拡大し、「尾張名古屋は城でもつ」と言われるほどお城を中心に繁栄します。
■幕末から現代
明治時代に入ると廃城令を免れ存城となり国宝に指定されますが、太平洋戦争末期の1945年、名古屋大空襲で大天守・小天守・本丸御殿などを焼失しました。
戦後、1959年に大小天守は再建され、2018年には本丸御殿が木造復元されました。今後も天守の木造復元などの整備計画が検討されています。
お城
連結式層塔型として、5層5階地下1階の大天守を持つ平城の名古屋城は徳川家の権力を示す全国屈指の規模を誇る巨大城郭として築城されました。
敵対する恐れのある外様大名に築城させるとお城の構造が伝わり、手の内を明かすことになりますが、名古屋城は敢えて堅固なつくりを見せることで、攻める気力を削ぐといった圧倒的権力・武力を有する徳川家だからこそできた手法で築かれました。
本丸を囲む空堀は水を張らなくても十分敵を撃退できるだけの規模・深さがあるのもこのためです。
東南隅櫓 (本丸辰巳櫓)
大天守と西南隅櫓
西南隅櫓
東南隅櫓 (本丸辰巳櫓):手前 と 表二之門 (本丸 南ニ之門):奥
本丸御殿と大天守
西北隅櫓(清州城天守を移築したとも伝わる)
-
清洲城 / 織田信長ゆかりの地、「清須会議」でも有名な尾張国のお城
「清須会議」でも有名な尾張国にあった清洲藩24万石の中心地・清州城です。 清洲藩:24万石〜52万石 見どころ 清州城は織田信長が改修し、本能寺の変後には織田政権の後継者を決めるべく「清須会議」が開か ...
続きを見る
西北隅櫓
水堀と大天守
旅の想い
「最も訪れたくない」都市のランキングで名古屋が一位に、、、!?行くところがない名古屋、、、!?
そんな報道も過去にはあったみたいですが、何を言いますか!!!
名古屋城ほどの名城がある名古屋に魅力がないわけがない!
年一回、いやいや毎朝散歩でもいいから訪れたい、年パス持ちたいくらい魅力的なお城がある名古屋は最高の観光地です。
この度、本丸御殿が復元されてからようやく訪れることができました。
しかしながら今回の登城だけでは十分満足することができなかったので近いうちにまた来ようと思います。
本丸御殿のヒノキの良い香り!完成直後の当時の雰囲気を今なら感じることができますよ!
名古屋城をオススメします!!
尾張藩(清州藩)の石高推移
1595年~1600年:福島正則 24万石(外様)
1600年~1607年:松平忠吉 52万石(親藩)
1607年~1619年:尾張徳川家 47万2344石(親藩)※1610年に清州藩から尾張藩へ
1619年~1671年:尾張徳川家 56万3206石
1671年~1871年:尾張徳川家 61万9500石
名古屋城の観光情報
観光案内
入城料 | 大人:500円、名古屋市内高齢者:100円、中学生以下:無料 |
休館日 | 12月29日~31日、1月1日(4日間) ただし、催事等により変更となる場合があります。 |
開城時間 | 午前9時~午後4時30分 ただし、本丸御殿へのご入場は午後4時まで |
100名城スタンプ設置 | 正門すぐ横の総合案内所内 |
御城印販売場所 | 名古屋城内苑売店・正門横売店 |
※情報引用元:(名古屋城 利用案内)
名古屋城へのアクセス
◆鉄道
地下鉄:名城線「名古屋城」下車 7番出口より徒歩 5分
名鉄:瀬戸線「東大手」下車 徒歩15分
◆市バス
栄13号系統(栄~安井町西)「名古屋城正門前」
なごや観光ルートバス「メーグル」
なごや観光ルートバス「メーグル」の案内
基幹2号系統「市役所」下車 徒歩5分
◆車
名古屋高速1号楠線 「黒川」 出口から南へ8分
名古屋高速都心環状線 「丸の内」 出口から北へ5分
※駐車場
正門前駐車場(普通車・大型車・自動二輪車・原付)
普通車・自動二輪車・原付
利用できる日:1月2日から12月28日
利用できる時間:午前8時45分~午後9時30分
収容台数:普通車308台
※宵まつり期間中は午後10時まで
二の丸東駐車場(普通車)
利用できる日:1月2日から12月28日
利用できる時間:午前8時30分~午後10時30分
収容台数:普通車123台
※情報引用元:(名古屋城 アクセス)
旅には日本旅行がおすすめ!
-
お城マニアがおすすめする!行って良かったお城・厳選5城!
あぁ、旅したいなぁ! 買い物とかレジャー体験も良いけど、気分転換したいから落ち着いたところで歩きながら観光しようかな! そうだ、お城とか巡ってみよう! この記事の内容! 石高マニアでありお城マニア、石 ...
続きを見る
-
ひとりで旅する国内おすすめ地域5選|観光・グルメ・温泉
この記事では気分転換したい人・一人時間を持て余した人におすすめの旅先をご紹介しています。 なんとなく空いた休日、自分だけの時間を思いっきり満喫したくありませんか? そんなお悩みを抱えるあなたにおすすめ ...
続きを見る
-
『鎌倉殿の13人』伊豆の国 大河ドラマ館から始まる日帰り伊豆旅行・モデルコース
2022年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台として描かれる伊豆が熱い! 今回は日帰りでも伊豆の魅力を十二分に堪能できる名所巡りをご紹介します。 どんな旅になる? 大河ドラマの舞台と源頼朝ゆかりの地、 ...
続きを見る
-
【天守閣とは】日本のお城の中心的存在・天守についてご紹介!
こんにちはお城が大好きなお茶丸です! お城と聞けば、真っ先に思い浮かべるのが”天守閣”なのではないでしょうか! そこで思ったことが、、、 大阪城や姫路城には大きな天守閣が存在するのに、江戸城(現在の皇 ...
続きを見る