岩国城 / 錦川の錦帯橋と共に歴史風情を残す岩国の街を見守る山城

長州藩毛利氏の支藩であり、毛利両川の吉川氏が岩国領に築いた山城です。

岩国藩:3万石~6万石

見どころ

山の上に築かれたお城と麓の吉香公園や城下町の歴史風情、錦帯橋の独特の形状に見どころ満載!
長州藩の玄関口、岩国領で心落ち着く観光を満喫しましょう!

 

旅には日本旅行がおすすめ!

今すぐ旅を申し込もう!

歴史

■戦国時代

中国地方は毛利氏8ヶ国112万石をもってほぼ全域を支配していました。

広島城を本拠とした毛利氏は1600年の関ヶ原の戦いで西軍に加担した責任を徳川氏に問われ、戦後に防長2ヶ国29万8,000石に大幅減封の処分を受けてしまいます。

広島城 / 中国地方最大・全国8位の広島藩42万6000石のお城

戦国大名の毛利氏が築き、福島氏によって改修され、浅野氏が江戸時代を通して長く治めた広島藩の中心地・広島城です。 広島藩:42万6000石 目次1 歴史2 お城3 毛利氏のその後4 旅の想い5 広島城の ...

続きを見る

毛利氏は広島城から萩城に減転封されたことに伴い、一族で「毛利両川」(毛利氏を支える吉川小早川両家)の吉川広家米子城14万石から岩国領3万石に封じられることになりました。

米子城 / ”山陰の大阪”と称される商業都市・米子の名城

伯耆国(鳥取県米子市)の平山城・米子城です。 米子藩:17万5000石 登城時期:2021年11月 目次1 歴史2 お城3 旅の想い4 米子城の石高推移5 お城ギャラリー 歴史 1470年頃、山名宗之 ...

続きを見る

■江戸時代

江戸時代、岩国藩初代藩主となった広家は1601年~1608年にかけて本拠となる岩国城を築城しました。

しかし、築城から僅か7年後の1615年に江戸幕府より発せられた一国一城令により、岩国城は取り壊されました。

毛利氏は長門国・周防国を治めていたため、本来は二城の保有が認められるはずでしたが、長州藩の支藩である長府藩毛利秀元が居城とする櫛崎城を破却したことや、幕府への配慮から岩国城を破却したと伝わります。

以後、明治維新を迎えるまで岩国藩は麓の居館「土居」を陣屋として使用して存続していきます。

麓の錦川に架けられた錦帯橋は、岩国藩三代藩主・吉川広嘉によって1673年に建造されました。

錦帯橋と山頂の岩国城

錦帯橋

■明治時代

岩国藩が正式な藩として認められたのは1868年であり、わずか3年後の1871年には廃藩置県が行われ廃藩となりました。

1885年、岩国藩時代に陣屋として使われた「土居」跡には吉香公園が整備され、櫓を模した錦雲閣が建てられました。

御土居跡

錦雲閣

■昭和時代

1962年、鉄筋コンクリート構造の復興天守が建てられました。

 

お城

岩国城は、近くを流れる錦川を天然の外堀として活かし、標高約200メートルの城山に築かれた山城です。

城山の尾根沿いに城郭を構え、築城時には三層四階の桃山風南蛮造りの天守が建てられていました。

一国一城令により取り壊された後は昭和に入り、現在の4重6階天守(復興天守)が再建されています。

復興天守は麓の錦帯橋との景観や眺望を考慮して本来の天守跡からおよそ50m離れた場所に再建されました。

江戸時代の天守台は復元保存されているので今も見ることができます。


江戸時代の天守台

天守最上階からは麓の錦帯橋をはじめ、吉香公園や城下町、さらには岩国基地瀬戸内海までを一望することができます。

麓には居館「土居」が築かれており、明治以降は櫓を模した錦雲閣が建てられ現存しています。


天守からの眺め(奥に瀬戸内海、左奥に岩国基地、中央右に錦帯橋)


御土居跡


吉香公園


錦帯橋

岩国藩三代藩主・吉川広嘉公像

 

旅の想い

錦帯橋で有名な岩国にやって参りました!
吉香公園の落ち着いた雰囲気や錦帯橋の独特の形状に見惚れるばかり!

ロープウェイで山頂の岩国城へ!
麓から見ると小さく見えますが、近くに行くとなかなか大きい天守でした

岩国藩の石高推移

藩主は毛利元就の次男・吉川元春を祖とする吉川氏(外様)

1600年~1634年:3万石
1634年~1871年:6万石(長州藩からの独立を画策して申請した内高を幕府に認められる)

 

城下町ギャラリー


錦帯橋


5連の木造アーチで架橋された構造


河川敷に無料駐車場


橋の奥の山には岩国城が!


鵜飼で有名な岩国(鵜飼遊覧もできる)


錦帯橋を渡り終えると、、、!


吉香公園に到着

岩国藩三代藩主・吉川広嘉公像


香川家長屋門


鵜の飼育施設『吉香 鵜の里』

岩国城ロープウェー 山麓駅(右)と柏原美術館(左)

岩国城ロープウェー

山頂ロープウエイを降りると岩国城へ向かう分かれ道看板が、、、!
「岩国城まで約300m、徒歩8分」左は広い道、右や山道、、、さあ、あなたはどっちへ行く?

左の広い道

右の山道

どちらも良い道ですよ!

なんなら登りは広い道から、下りは山道を使ってはいかがでしょう!


本丸西側の大釣井(井戸)

敵に包囲されたり落城の危機にさらされたときに脱出口を備えていたとも伝わる。


江戸時代の天守台

かつて岩国城の天守がそびえた天守台石垣が保存されています。

ここに天守を復元すると麓から見えないため、景観を考慮して観光向けに現復興天守は城下町側に建てられたんだとか!


復興天守

山頂に建つ天守なので、最上階からの景色は圧巻!


錦雲閣が見えます

 

山道


岩国城ロープーウェー 山頂駅前の「城山からくり時計」


岩国城ロープーウェー 山頂駅


岩国シロヘビの館


吉香神社 一の鳥居

吉香神社 神門

吉香神社 拝殿

岩国高校記念館

錦帯橋ギャラリー

岩国城の観光情報

観光案内

天守閣入城料 大人:個人270円 団体200円
小学生:個人120円  団体 90円
錦帯橋・岩国城ロープウエー・岩国城の3つセット:大人970円、小学生460円
開城時間 9:00〜16:45(入館16:30まで)
100名城スタンプ設置 岩国城入口
御城印販売場所 岩国城入口(通常版1枚:300円、プレミアム版1枚:500円)

※情報引用元:(岩国城 | 岩国観光振興課-岩国 旅の架け橋

岩国城へのアクセス

岩国城の麓には「岩国城ロープウェー山麓駅前 駐車場」がありますが、岩国の観光地は錦帯橋周辺から始まるので、錦帯橋へのアクセスをご紹介します。

◆電車・バス

JR岩国駅から錦帯橋へのアクセス
駅のバス停から「錦帯橋行」のバスに乗車後、約20分で到着。
タクシー利用時は約15分で到着。

西岩国駅から錦帯橋へのアクセス
駅のバス停から「錦帯橋行」のバスに乗車後、約4分で到着。
タクシー利用時は数分。

◆新幹線

新岩国駅から錦帯橋へのアクセス
駅のバス停から「錦帯橋行」のバスに乗車後、約15分で到着。
タクシー利用時は約10分で到着。

◆飛行機

岩国錦帯橋空港から岩国駅へのシャトルバスあり。
シャトルバスで約10分、岩国駅へ到着。
駅のバス停から「錦帯橋行」のバスに乗車後、約20分で到着。
空港からタクシー利用時は約20分で到着。(ホームページ:岩国錦帯橋空港

(情報引用:名橋 錦帯橋へのアクセス

岩国駅

 

旅には日本旅行がおすすめ!

今すぐ旅を申し込もう!








お城マニアがおすすめする!行って良かったお城・厳選5城!

あぁ、旅したいなぁ! 買い物とかレジャー体験も良いけど、気分転換したいから落ち着いたところで歩きながら観光しようかな! そうだ、お城とか巡ってみよう! この記事の内容! 石高マニアでありお城マニア、石 ...

続きを見る

ひとりで旅する国内おすすめ地域5選|観光・グルメ・温泉

この記事では気分転換したい人・一人時間を持て余した人におすすめの旅先をご紹介しています。 なんとなく空いた休日、自分だけの時間を思いっきり満喫したくありませんか? そんなお悩みを抱えるあなたにおすすめ ...

続きを見る

『鎌倉殿の13人』伊豆の国 大河ドラマ館から始まる日帰り伊豆旅行・モデルコース

2022年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台として描かれる伊豆が熱い! 今回は日帰りでも伊豆の魅力を十二分に堪能できる名所巡りをご紹介します。 どんな旅になる? 大河ドラマの舞台と源頼朝ゆかりの地、 ...

続きを見る

【天守閣とは】日本のお城の中心的存在・天守についてご紹介!

こんにちはお城が大好きなお茶丸です! お城と聞けば、真っ先に思い浮かべるのが”天守閣”なのではないでしょうか! そこで思ったことが、、、 大阪城や姫路城には大きな天守閣が存在するのに、江戸城(現在の皇 ...

続きを見る

おすすめ記事

-お城, 日本100名城