河後森城 / 四万十川の支流に囲まれた独立丘陵上の中世の山城です

伊予国（愛媛県）の河後森城です。
中世の山城です！！

宇和島藩：10万石

登城時期：2020年11月

歴史

■戦国時代

河後森城は12世紀の終わり頃、当地を治めた河原渕殿と呼ばれた渡辺氏により築城された山城です。

戦国時代の1585年には豊臣秀吉による四国征伐が行われ、当地は戸田氏、藤堂氏、冨田氏による支配を順に受けます。

藤堂氏の時代には、河後森城に存在したといわれる天守が解体され、宇和島城の櫓として移築されたと伝わります、、、天守に相当する建物があったかもしれないんですね。

■江戸時代

関ヶ原合戦後の1614年には伊達氏による宇和島藩が立派藩してその支城となりますが、1615年の一国一城令により廃城を迎えます。

お城

本郭へ向かう山道

山城なので山登りは必須ですね！

自然長閑な雰囲気がとても良いです。

本郭

本郭のある山頂へ！

建物跡の復元があるも、登城時はだいぶ傷んでいましたね。

本郭

ありゃ、、、続日本100名城（179番）スタンプの置かれている西第十曲輪の馬屋が別の山の山頂部に、、、

まさか一度下山して登り直さなければいけないのかと思いきや、尾根を通って直で移動することができました。

一安心！

西第十曲輪馬屋への道

さてさて、スタンプを押さなければ！

西第十曲輪馬屋

土塁や切岸に囲まれた郭で、門や馬屋と考えられる建物の存在が発掘調査で分かったようです。

西第十曲輪

駐車場側から登るとこちらの門を潜ることになるんですね、、、反対側の山道から登っていました、、、！

山道と井戸

井戸がやはりあったんですね！水は豊かそうです！

河後森城の井戸跡

河後森城跡 風呂ケ谷駐車場への道

旅の想い

登城時は2020年11月！
朝から大洲城、宇和島城に登城し、夜までに高知に着く流れで移動してましたが、夕方に少し時間があったので河後森城にも立ち寄ることにしました！

山登り、、、。
森の中に遊歩道と言うか階段状の道も整備されていたのですが、割としっかり登るタイプの山城でした！

本郭に辿り着いて見渡してみると、続100名城のスタンプが設置されている建物がまさかの隣の山の上に見えているという、、、
あぁ、まさか登り直し？？とかなり動揺しましたが、なんとか山頂と繋がった道がありました💦

詰め込んだ城活計画の中に山城巡りを加えるのは体力的にもキツいですね、、、でもここまで来たら巡っておくべきお城です！！

久しぶりの山城を存分に楽しむことができました(๑•̀ㅂ•́)و✧。

河後森城の石高推移

1550年頃～1580年頃：渡辺氏
1580年～1583年：芝氏
1587年～1595年：戸田氏 10万石
1595年～1608年：藤堂氏 7 ～20万石
1608年～1613年：富田氏 12万石
1614年～1615年：伊達氏 10万石

河後森城の観光情報

観光案内

※情報引用元：（河後森城のページ - 松野町公式ホームページ）

河後森城へのアクセス

JR松丸駅より徒歩約１分で麓の山道に到着

河後森城跡 風呂ケ谷駐車場あり（乗用車約10台・大型バスも駐車可能）

※風呂ヶ谷駐車場からスタンプ設置場所（西第十曲輪（馬屋））までの所要時間：約15分（駐車場に看板及び登城マップ設置あり）
※JR松丸駅から風呂ヶ谷駐車場を経由して西第十曲輪（馬屋）まで約30分

※情報引用元：（河後森城のページ - 松野町公式ホームページ）