清洲城 / 織田信長ゆかりの地、「清須会議」でも有名な尾張国のお城

「清須会議」でも有名な尾張国にあった清洲藩24万石の中心地・清州城です。

清洲藩:24万石〜52万石

見どころ

清州城は織田信長が改修し、本能寺の変後には織田政権の後継者を決めるべく「清須会議」が開かれた歴史的な場所です。
今は模擬天守が建つ城跡となっていますが、近くの清洲公園には織田信長・濃姫像が建つなど見どころ満載!
五条川に架かる朱色の大手橋と背景の模擬天守を眺める場所は撮影スポットとしておすすめ!

 

旅には日本旅行がおすすめ!

今すぐ旅を申し込もう!

歴史

清洲会議清洲越しといった歴史的出来事と共に現代都市・名古屋の礎を築いた巨城・清洲城です。

■室町時代

1405年、尾張国の守護職だった斯波義重によって築城されたのがお城の始まりといわれています。

京都や鎌倉に通じる要衝として尾張国の政治・経済の中心地として清洲は発展しました

■戦国時代

1555年に織田信長が入城して尾張を統一すると、1560年には桶狭間の戦い清洲城から出陣するなど、信長の居城として10年余りの時を過ごします。

1582年の本能寺の変で信長が討たれると、跡目を決める清須会議が行われる舞台となり、後に城主となった織田信雄によって改修され巨大な城下町が築かれます。

1590年の小田原合戦後には豊臣政権福島正則24万石で清洲城に入城します

■江戸時代

1600年の関ヶ原の戦い後に正則が広島藩49万8000石で移封されると、徳川家康の四男・松平忠吉52万石で清洲に入城します。

広島城 / 中国地方最大・全国8位の広島藩42万6000石のお城

戦国大名の毛利氏が築き、福島氏によって改修され、浅野氏が江戸時代を通して長く治めた広島藩の中心地・広島城です。 広島藩:42万6000石 目次1 歴史2 お城3 毛利氏のその後4 旅の想い5 広島城の ...

続きを見る

忠吉が亡くなった後は徳川義直が入城しますが、ちょうど1610年に徳川家康の命により清洲城下町は名古屋へ移されることとなりました(清洲越し)。

1616年頃までに清洲城の部材を転用するなどして巨大な名古屋城が築かれ、尾張国の中心は尾張藩61万9500石の名古屋城に移され、清洲城は廃城となりました。

名古屋城 / 尾張名古屋は城でもつ 金のしゃちほこや本丸御殿が魅力的なお城

尾張徳川家の居城、名古屋城です。 尾張藩:61万9500石 見どころ 徳川御三家の一つであり、その筆頭格の尾張徳川家の居城が置かれた名古屋城です! 復元された本丸御殿や金のしゃちほこなど、他のお城をは ...

続きを見る

お城

模擬天守

現代の清洲城はかつてと異なる位置に模擬天守が築かれており、昔の清洲城跡は東海道本線と東海道新幹線の線路に分断された状態となっています。

五条川に架かる大手橋と左に東海道本線・東海道新幹線の線路、その奥の森が清洲公園。

犬山城を模した模擬天守の清州城。

中は清州の歴史を学べる歴史館になっています。

信長塀を復元したもの。

独立式の天守!ありそうであまりないデザイン!

五条川に架かる大手橋を渡り、門を潜って城内の正面には模擬天守、左の建物は「清洲城芸能文化館」。

黒壁に朱色の高欄!こんなお城が存在したら相当に格式高いお殿様が住んでいたことになりますね。

清洲越し

清州城天守閣の最上階からは遠く離れた名古屋城を望むことができます。

これが本当の「清洲越し」ってやつですね!

お城周辺

創建当時の資料は乏しく、詳しいことはわかっていませんが、土塁石垣が復元されるなどして残っており、建築物としては名古屋城の築城に際して取り壊された清須城の天守資材名古屋城西北隅櫓として移築されたと伝わり、「清洲櫓」とも呼ばれて残っています。

清州城石垣

清洲公園


清洲公園の織田信長・濃姫像

かつての城跡には織田信長公と濃姫様の像が桶狭間の方向を見つめて立っています。

清洲古城跡公園


清洲ふるさとのやかた

御園神社

清洲城下町に鎮座する三つの神社(清洲三社)の一つである御園神社。

清州城のすぐ近くにあります。

清洲駅

清州駅は名古屋駅から2駅目にあります。

番外編:名古屋城の西北隅櫓


清州城天守を移築したと伝わる名古屋城の西北隅櫓

巨大な天守閣を持つ名古屋城にあっては、櫓のサイズも各地の小さなお城の天守クラス!

清州城の天守を移築(部材転用とも)したとの説も納得できます。

旅の想い

名古屋遠征して参りました。
「尾張名古屋は城で持つ」、と言われるように名城・名古屋城をはじめ、数多くのお城がある愛知県はお城好きにはたまらない街です。

清洲会議の舞台・清洲城!!
模擬天守とはいえ、歴史深い清洲の街に来たと思うと感慨深いですね。

天守最上階からは小さくですが名古屋城天守も見ることができます!

清州城、名古屋駅から二駅と少し離れますが一見の価値はあるお城です。

清洲藩の石高推移

1590年~1600年:福島家 24万石
1600年~1607年:松平家 52万石(親藩)
1607年~1610年:尾張徳川家 47万2344石(親藩)
以降、尾張藩として名古屋城へ。

名古屋城 / 尾張名古屋は城でもつ 金のしゃちほこや本丸御殿が魅力的なお城

尾張徳川家の居城、名古屋城です。 尾張藩:61万9500石 見どころ 徳川御三家の一つであり、その筆頭格の尾張徳川家の居城が置かれた名古屋城です! 復元された本丸御殿や金のしゃちほこなど、他のお城をは ...

続きを見る

清州城の観光情報

観光案内

入城料 大人 500円
※ただし、高校・大学等の生徒・学生を除く。
※清洲城・あいち朝日遺跡ミュージアム共通入場券
休館日 月曜日〈休日の場合は直後の平日〉、12月29日から31日
ただし、桜の花見期間・清洲城信長まつり期間は開館
開城時間 午前9時から午後4時30分まで
100名城スタンプ設置 なし
御城印販売場所 清洲ふるさとのやかた

※情報引用元:(清洲城

清州城へのアクセス

◆鉄道

名鉄:名古屋本線新清洲駅から徒歩15分
JR:東海道本線清洲駅から徒歩15分、またはきよすあしがるバスオレンジルート城北線 星の宮駅から徒歩20分

◆車・バス

名古屋第二環状自動車道 清洲東インターから車5分
名古屋高速道路 清須出口から車5分
※無料駐車場あり。

旅には日本旅行がおすすめ!

今すぐ旅を申し込もう!






お城マニアがおすすめする!行って良かったお城・厳選5城!

あぁ、旅したいなぁ! 買い物とかレジャー体験も良いけど、気分転換したいから落ち着いたところで歩きながら観光しようかな! そうだ、お城とか巡ってみよう! この記事の内容! 石高マニアでありお城マニア、石 ...

続きを見る

ひとりで旅する国内おすすめ地域5選|観光・グルメ・温泉

この記事では気分転換したい人・一人時間を持て余した人におすすめの旅先をご紹介しています。 なんとなく空いた休日、自分だけの時間を思いっきり満喫したくありませんか? そんなお悩みを抱えるあなたにおすすめ ...

続きを見る

『鎌倉殿の13人』伊豆の国 大河ドラマ館から始まる日帰り伊豆旅行・モデルコース

2022年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台として描かれる伊豆が熱い! 今回は日帰りでも伊豆の魅力を十二分に堪能できる名所巡りをご紹介します。 どんな旅になる? 大河ドラマの舞台と源頼朝ゆかりの地、 ...

続きを見る

【天守閣とは】日本のお城の中心的存在・天守についてご紹介!

こんにちはお城が大好きなお茶丸です! お城と聞けば、真っ先に思い浮かべるのが”天守閣”なのではないでしょうか! そこで思ったことが、、、 大阪城や姫路城には大きな天守閣が存在するのに、江戸城(現在の皇 ...

続きを見る

おすすめ記事

-お城, スライドショー, 穴場の名城