14世紀の南北朝時代より300年に渡って八戸の中心地として機能した根城です。
見どころ
風情ある史跡公園が広がり、心落ち着く中で中世のお城を堪能することができます!
歴史
■南北朝時代
1333年、後醍醐天皇より陸奥守に任じられた北畠顕家に付き従い奥州へ赴いた地頭職の南部師行は、1334年に根城を築城します。
■安土桃山時代
1590年、小田原征伐の際に三戸南部氏の南部信直は豊臣秀吉の元に帰参して南部領安堵の朱印状を得ました。
これにより信直は南部領内の支配を認められ、根城を本拠地とする南部氏(八戸氏)はその宗家の配下となりました。
1592年、秀吉の命により南部氏は三戸城を除く領内のお城の大半を破却したため根城もお城としての機能を失います。
これ以降は館を中心とした八戸氏の本拠地として機能することになります。
■江戸時代
宗家の南部利直が盛岡城を中心とする盛岡藩主となると、八戸も盛岡藩領に組み込まれます。
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1627年には利直の命により南部氏(八戸氏)は遠野城へ移封となり、この領地替えに伴い根城は廃城してお城としての歴史を終えます。
■現代
1994年、本丸主殿などが復元され、「史跡根城の広場」として整備されるに至ります。
お城
八戸市の中心から北西の位置にある河岸段丘上の連郭式平山城です。
南北朝時代、南朝方の武将だった南部師行1334年に築城して以降、領地替えまでの約300年間、八戸の中心地として繁栄しました。
本丸には主殿・中馬屋・工房・鍛冶工房・板倉・納屋・東門といった安土桃山時代の姿を復元しています。
お城ギャラリー
本丸内
主殿
南部師行公像
堀跡
旧八戸城東門
堀跡
根城の広場
堀跡
全体屋外模型
根城の広場
根城石碑
本丸跡
主殿内部
詰ノ間
広間
祈祷ノ間
主殿外
上馬屋
中馬屋
井戸
工房
工房内部
野鍛冶場
野鍛冶場
根城の広場
満開の桜
根城の観光情報
観光案内
入城料 | 一般250円、高・大学生150円、小・中学生50円。「根城の広場」「博物館」共通券あり |
休館日 | 月曜日(第1月曜および祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土・日曜は開館)・年末年始(12月27日~1月4日) |
開城時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
城内観光所要時間 | およそ40分 |
100名城スタンプ設置 | ①史跡根城の広場本丸 ②八戸市博物館 ③史跡根城ボランティアガイドハウス窓口 |
御城印販売場所 | ①史跡根城の広場本丸 ②八戸市博物館 |
※情報引用元:(史跡根城の広場 | VISITはちのへ観光物産サイト)
根城へのアクセス
JR「八戸駅」下車し、八戸市営バス・南部バスで「根城」下車後すぐ。
東京駅発
- JR新幹線利用:JR東北・北海道新幹線で「八戸駅」まで2時間50分、「八戸駅」からバスで15分にて到着(およそ3時間10分)
- 鈍行列車利用:JRと私鉄を乗り継いで「八戸駅」までおよそ14時間半~15時間
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