小諸城 / 日本唯一の「穴城」で有名な小諸藩1万5000石のお城

信濃国にある小諸城です。

小諸藩:1万5000石

登城時期:2021年6月

歴史

平安時代、木曽義仲に仕えた武将・小室太郎光兼がこの地に館を構えたのが小諸城のお城の起源となります。

戦国時代には武田信玄の重臣が東信州を支配する拠点として城郭を整備したことでお城としての基礎が出来上がります。

武田氏滅亡後は織田氏、北条氏、徳川氏へと支配者が代わり、1590年の小田原征伐後に豊臣秀吉の家臣である仙石氏が入城すると小諸城は石垣を有する近世城郭へと改修されていきました。

江戸時代には江戸と信州を結ぶ重要路の拠点として多くの譜代大名が城主として配置されて幕末を迎えます。

城郭が城下町よりも低いところに築城されている日本唯一の「穴城」として有名なお城です。

小諸藩は財政の厳しい藩が多かった江戸時代においては珍しい黒字の藩でした。

明治時代に入ると1871年の廃藩置県で廃城となりますが、その後に元藩士らによって明治政府からお城が買い戻され、大正時代(1926年)になると小諸城址懐古園として整備されるに至ります。

お城

小田原征伐後の1590年、仙石秀久が5万石の大名として小諸城主となります。
秀久の時代に野面積みの天守台と三層の天守閣、後の小諸藩城下町が築かれました。

天守閣は1626年の落雷で焼失しています。

小諸城の特徴として、城郭が城下町よりも低い地域に築かれており、日本唯一の「穴城」と呼ばれています。

お城の西側を流れる千曲川や深い谷を天然の堀として利用しており守りを固めています。

旅の想い

NHK番組「あなたも絶対行きたくなる!日本最強の城スペシャル」で取り上げられたお城好き必見のお城です。

「穴城」ということもあり、他のお城のように見上げる・坂を上るといった場面は少ないです。
むしろ少し坂の下へ進むといった印象。

天守に相当する建物などは残っていませんが、自然と石垣を存分に堪能できる最高のお城なので大変おすすめです。

小諸藩の石高推移

1590年~1622年:仙石氏 5万石(外様)
1622年~1624年:甲府藩の預かり地
1624年~1647年:松平氏 5万石~4万5000石(譜代)
1647年~1648年:松本藩の預かり地
1648年~1662年:青山氏 3万石(譜代)
1662年~1679年:酒井氏 3万石(譜代)
1679年~1682年:西尾氏 2万5000石(譜代)
1682年~1702年:松平氏 2万石(譜代)
1702年~1871年:牧野氏 1万5000石(譜代)

お城ギャラリー

大手門(国・重要文化財)

小諸駅周辺・三の丸

大手門横の石垣

大手門(国・重要文化財)

大手門横の石垣

大手門(国・重要文化財)

大手門からの眺め

大手門(国・重要文化財)

三の門(国・重要文化財)

城内へ

二の丸

本丸・懐古神社

天守台

天守台

天守台

天守台

公式サイト:こもろ観光局



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