躑躅ヶ崎館跡 / 甲斐国・戦国最強の大名　武田信玄が暮らした居城

甲斐国 武田氏の居城・躑躅ヶ崎館です。

武田信玄：130万石

歴史

甲斐国で勢力を拡大する戦国時代最強の騎馬軍団を率いた大大名・武田信玄。

武田信玄の父・信虎は1519年に居館を当地に移転し、躑躅ヶ崎館として代々武田氏の居城としました。

躑躅ヶ崎館は武田信玄に引き継がれ、信玄亡き後は武田勝頼が武田家当主として引き継ぎさらなる領地拡大政策を打ち出します。

やがて勝頼は織田信長と戦った「長篠の戦い」で敗北し、滅亡への道を進むことになります。

「長篠の戦い」は歴史の教科書にも登場するため歴史好きのみならず日本人にとって武田氏は織田氏・豊臣氏・徳川氏に並ぶ馴染み深い大名家であると言えます。

お城

躑躅ヶ崎館は甲斐国に本拠地を置く武田氏の居館であり、9カ国120万石の武田領の中心地として栄えた場所です。

◯◯城といった名前ではありませんが、かつては立派な屋敷が建っており、堀や曲輪によって守られた構造となっているので実質的には武田氏の城と言っても過言ではありません。

今となっては当時の屋敷の遺構はほとんど残っていませんが、代わりに武田神社として観光名所になっています。

武田氏の石高推移

全盛期となった1573年、武田信玄が率いる武田軍は織田信長、徳川家康の連合軍を圧倒しており、甲斐国・信濃国・駿河国を中心に9カ国120万石の大領を築き上げます。

信玄の死後、武田勝頼は領土拡大を進め、居城を新府城に移し、石高も130万石となりますが次第に台頭する織田信長に押され、1582年の甲州征伐で滅亡を迎えます。

武田氏滅亡後の甲斐国は徳川家康の支配下に入り、躑躅ヶ崎館には天守が築かれたそうです（実際に建てられたのか存在は不明ですが天守台が残されています）。

やがて徳川家家臣の平岩親吉により甲府城が築城されると、躑躅ヶ崎館は廃止されその役目を終えます。

お城ギャラリー

躑躅ヶ崎館・武田神社の観光情報

観光案内

※情報引用元：（武田神社見学 - 富士の国やまなし観光ネット）

躑躅ヶ崎館跡へのアクセス

JR東海道本線「甲府駅駅」から「武田神社行」・「積翠寺行」のバスで約10分「武田神社」下車。