伊予松山城 / 坊ちゃんのふるさと、道後温泉で旅の疲れを癒す街

伊予国（愛媛県）の伊予松山城（松山城）です。

松山藩：15万石

登城時期：2020年11月

歴史

築城者は豊臣秀吉の家臣で賤ヶ岳の七本槍七将の一人・加藤嘉明。

伊予国正木城10万石の大名だった加藤嘉明は関ヶ原の戦いの戦功で1602年に20万石に加増されたため、新たに松山城の築城を開始します🏯。

嘉明は1627年、松山城の完成間近で会津藩40万石に加増移封され、代わりに松山藩には蒲生氏が24万石で入封します🍙。

（収入が倍になるとはいえ、立派な松山城の完成を待たずに寒冷の会津藩に国替を命じられた加藤氏の心中はお察しします、複雑ですよね💦）

1635年には蒲生氏に代わり松平氏が15万石で入封し、以後幕末まで親藩・松平氏の居城として繁栄します✨。

お城

松山市の中心に位置する勝山の山頂に本丸と天守を築いた平山城。

山頂に本丸、西南麓に二之丸と三之丸を構えており、多数の城門や櫓・塀・高石垣を備えている実戦向きのお城です。

三重三階の大天守は現存12天守の一つで、姫路城、和歌山城と並んで三大連立式平山城の一つとしても有名です✨。

江戸時代初期の天守は1784年に落雷で焼失しましたが、幕末のペリー来航翌年である1854年に再建されました。
現存天守では最も新しい天守を有するお城なんですね。

重要文化財は21棟にも上り、二条城に次ぐ現存数を誇ります。

とにかく全国的にみても珍しい松山城の天守は見所たくさん！
興奮しますね✨。

＊＊＊大天守の見た目＊＊＊
周りの小天守・櫓と比較して大天守に高さが無く、どっしりした印象を受けますが、これは元々御殿のような役割を持つ建物を天守に改修したからだとか、五層天守の上部二層を撤去して改修したとか、色々な説があるためだそうです。

旅の想い

夕日に色付くお城はとても美しく、新しいお城の魅力を松山城で発見することになりました✨✨！！

重要文化財の建築物が多数あり、本丸の独特の地形やロープーウェイで山に登る等、松山城ならではの魅力を存分に味わえる最高のお城です！

天守としては珍しく畳が敷けるようになっているんですよね！

お城で勘違いされやすいのが、「お殿様って天守閣に住んでるだよね」というところです📘。

今は残っているところが少ないのですが、お殿様は天守近くに立つお屋敷（本丸御殿）に住んでおり、天守内部には生活で使う設備は施さないのが一般的でした（トイレがある天守はあったりしますけどね！）🏯。

あくまでも戦の砦、指揮所、権威の象徴といったものが天守の役割なのです。

松山城天守閣最上階から眺める松山市の風景✨。
夕日に染まる城下町は紅葉の深さと相まって美しい景色を作り出していますね🍁。

正直、この場を動きたくない、ずっと見ておきたい景色でした✨。
これまでにも全国のお城の天守から眺望を数多く楽しんできましたが、松山城の眺めはベスト１かも知れません！とても素晴らしいです！

松山藩の石高推移

1600年～1627年：加藤氏 20万石（外様）
1627年～1634年：蒲生氏 24万石（外様）
1635年～1871年：松平氏 15万石（親藩）

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